家づくりの相談ってどんなことをするの?~ユキ・アートの家づくり~

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
皆さんは「家づくりの相談」ってどのくらいかかるかご存じですか?
今回は、家をつくる相談の流れのお話~ユキ・アートバージョン~です。

ユキ・アートではまず、お客さまの建てたい土地の敷地調査を行います。敷地調査とは、その土地の大きさや形状、高低差、道路との設置面などから法的制限の範囲をチェックして、どのような家が建てられるのか、確認する作業です。

新しい土地を取得して建築を考える場合、購入前の土地であっても敷地調査は出来ますので、土地にこだわりがない場合は、希望通りの家が建つかどうか確認してから購入するほうが良いかもしれません。

その後、どのような家が良いかの相談を行い、それに基づいて、最初のプランを提供します。
お客さまに強いプランの希望がある場合は、その通りに。イメージが固まっていない場合は、二人の一級建築士が、一つずつプランを立て、この二つのプランからお客さまの希望のイメージを形にしていただき掘り下げていきます。

打ち合わせの中で最初のプランが決まったら、住宅模型を作り、概算(がいさん)と呼ばれる、見積もり作業を行います。最初の見積もり作業も、「〇〇一式でだいたいいくら。」という計算ではなく、この工法だと柱が何本、梁が何本、という一つずつの単価から出していく本格的な見積もりになります。

ユキ・アートの概算には、外構工事はもちろん、住むために必要な、カーテン、エアコンまで、本当に購入するかどうかにかかわらず、見積もらせていただいています。経費全体が見えるように、必要のないもの、今の家で使っているもので足りるものは、そこから引いていけばいい見積もりになっているのです。

大手ハウスメーカーではここで「仮契約」という名前の「実は正式な契約」が行われます。が、ユキ・アートではきちんと納得のできる家をつくってもらうため、ここでは契約を行いません。

その後、住宅模型と、プラン、見積もりを見ながら最終的な設計(実施設計)を詰めていきます。「標準プラン」のない自由設計なので、お金のかけどころを考えながら、素材のグレードを選んでいき、予算にできるだけ近づけていきます。

キッチンや洗面ユニット、バスユニット、扉や壁材などを、様々な価格帯から自由に選べるので、見えないところ、気にしないところはお金をかけず、たくさんの人の目につくところ、気に入っている部分にお金をかける、ということができます。こうして実施設計が決まり、再見積もりを終えたところで契約となります。

ここまでの工程で、一般の方なら約半年。今までで一番早かった方は、間取りをほぼ決めてからいらした方で、3~4か月。一番ゆっくりだった方は、「焦って決めたくないからゆとりをもって」と入居希望時期のずっと前から相談に通い、1年以上じっくり間取りや建材選びを行い、納得の家を建てられました。

お客さまに本当に納得した家を建ててほしいから、ユキ・アートの家づくりはゆっくりじっくり。実施設計が決まった後も、建築中気になるところは、いつでも相談に乗ります。
作って良かったな。この家に住んで嬉しいな。そんなお客さまの笑顔が、幸(ユキ)′s スタイルです。