空間をフル活用!ロフトのメリットと気を付けたいこと

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。

限られたスペースを有効活用できる、「ロフト」のある住まい。
一人暮らし用の賃貸住宅にも多く見られ、「部屋を広く使える」「空間がオシャレになる」と、昔も今も人気です。

今回は、戸建てでも便利なロフトについてご紹介します。

ロフトは、建築基準法でいう「小屋裏物置等」に該当します。

小屋裏物置は居室ではないことから、「階数」として取り扱わず建物の床面積に算入しないため、固定資産税の課税対象にならないなど、税制上のメリットが魅力でもあります。

ただし、「小屋裏物置等」には面積や高さのほかいろいろな決まりごとがあり、静岡県の場合は、以下の条件を満たす必要があります。

・小屋裏物置等の用途は、収納に限定されること
・天井は1.4m以下の高さであること
・床面積は、小屋裏物置のある部屋の床面積の1/2未満であること
・出入り口は内部から、または内部と外部の双方からであること
(外部からのみ出入りできるものはNG)
・専用階段を設置すること
・小屋裏物置等を利用する際、屋上にもうける階段室等は、建築面積の1/8以下であること

また、小屋裏物置等を伴う建築物の用途は不問です。

いろいろな活用法があるロフトですが、設置する場合に気を付けたいことが2つあります。

ひとつは先述した「安全性」。
そしてもうひとつは「通気性」です。

ロフト部分は、構造上どうしても熱がこもりやすくなります。
夏は思いのほか暑くなってしまうので、サーキュレーターやシーリングファンを活用したり、換気用の窓を設置したりするなどの対策を施しましょう。

ロフト・小屋裏物置等のメリットと、設置する際に気を付けたいことをご紹介しました。
ぜひ家づくりの参考になさってくださいね。

以上、静岡の建築工房ユキ・アートでした。