家づくりの疑問シリーズ3「マンションと一軒家の違い~お金と資産価値編」

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。

マンションと一軒家、いったいどちらが暮らしやすいんだろう。
そんな素朴な疑問に触れた前回の記事。
今回は、マンションと一軒家の違いについて、お金の面から考えてみました。

こちらもぜひご覧ください。
家づくりの疑問シリーズ2「マンションと一軒家の違い~住み心地編」

まず、マンション・一軒家に関わらずかかるお金が「固定資産税」です。
その家と土地の評価額によってかかる税金で、毎年価格が変動します。

マンションの場合、「管理費」がかかることがほとんどです。
これは、階段やエントランスといった共有部分の維持、管理に係るお金で、電球や掃除道具などの備品や消耗品、防犯カメラ等のレンタル料、管理員の人件費などに充てられます。

また、マンションの場合、数年に一度に行われる大規模修繕に備え「修繕積立金」があります。

管理費も修繕費も価格はさまざまですが、不当に安い物件は注意が必要
というのも、いざ修繕するとなった場合「費用が足りない」と、まとめて出費を強いられる可能性があるからです。

そんなリスクを避けるためにも、マンションを選ぶ際は管理組合がしっかりと機能しているかを確かめましょう。

年数を重ねるごとに必要とされる修繕が増えるのは仕方のないこと。
修繕積立費も、それに従い値上げされることがあることを理解しておかなければなりません。

一軒家の場合はどうでしょう。

固定の管理費というものは存在しませんが、定期的なメンテナンスは重要
特に、外壁や屋根の劣化は家の状態に大きく関わるので、ひび割れや雨漏りの兆候がないか、チェックが必要です。

外壁は一般的に、10年ごとの塗り替えが良いと言われていますが、実は外壁の種類によって劣化時期が変わります。

アクリル、ウレタン樹脂塗装・・・4~10年
シリコン樹脂塗装・・・8~15年
フッ素樹脂塗装・・・15~20年

外壁の劣化は、塗装の表面に白い粉が浮き出る「チョーキング現象」が発生しているかどうかでわかります。

必要な時期に必要なメンテナンスができるよう、修繕費として費用を積み立てておくとよいでしょう。

住んだあとの資産価値を比べてみましょう。

マンションの場合は当然一部屋単位での資産となるため、駅の近くや人気エリアなど、好条件がそろっていなければ資産価値は年々下がっていきます。

一方、一軒家は土地の値段があるため、長期優良住宅であれば、資産価値は下がりにくいと言えます。
資産価値の相場は、住宅情報から「同じエリア」「似たような条件」「築年数」でチェックしてみると良いでしょう。

大切に住んで、いざというときは資産として残せる一軒家の魅力は、しっかりとした構造と、適切なメンテナンスで保つことができます。

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