リビング階段は家族をつなぐ~ユキ・アートの家づくり~

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
今回はユキ・アートでも施工事例の多い、リビング階段についてお話します。
リビング階段とはその名の通り、リビングにある階段のこと。

リビングに階段があると、二階へ上がる際必ずリビングを通るので、会話が生まれ、子どもとの距離が難しくなる思春期になっても会話のきっかけつかみやすい、という効果があります。適度な距離感で交流ができる仕組みは、取り込んでおきたいもの。

そんなリビング階段ですが、実現するにあたって、圧迫感を減らすため、オープン階段を選ぶ方が多くなっています。オープン階段にすると視界をすべて遮ることがないのですっきりとした印象に。ただ、こちらの階段、足元に隙間が見えるため「怖い」とおっしゃる方もいらっしゃいます。実物を見て、選んでくださいね。

メリットの多いリビング階段ですが、デメリットとしては、来客中などに家族がとおったりするとリビングが落ち着かないこと、天井が一部開放されていて気密性が落ちることなどがあります。

距離感を保ちつつリビングからも見える。という階段にするためには、リビングの端に半分壁で覆って作る方法もあります。こちらのタイプだと、帰ってきた家族にお帰りと声をかけるシーンと、お客さまが来ているときに他の家族が気兼ねなく通過できる安心感が両立できます。

また、気密性に関しても、省エネ住宅が推奨されるようになってからの新しい家は、壁内の断熱材も良くなってきているので吹き抜けを作っても以前ほど「寒い」「熱い」といわれることは少なくなりました。でも、上階と下階の温度差ができやすい吹き抜けや、オープン階段のある部屋に一つあると便利なのが、シーリングファン。

エアコンは風向の関係で設置位置より下を冷やしたり温めたりする仕組みになっているので吹き抜けだからと言って大きなサイズにしなければ、ということもありません。ただ、暖かい空気が天井にたまりやすいので、シーリングファンで気流を作ってあげることで、屋内全体を早く快適な温度に保つことができるのです。

ポイントを絞っていろんなお宅をのぞいてみると、イマドキの家づくりが見えてきます。
みなさんは、どんな感じがお好きでしたか?