こんにちは。静岡市の建築アドバイザー　建築工房ユキ・アートです。
今回は、6月に地鎮祭を行い、8月に上棟した、Tさまのお宅を紹介します。

ご自宅前の道路の拡張工事に伴う建替えで、今までよりも一回り小さな平屋建てに。お子さまが成長し、それぞれの人生に送り出して家族が一番小さな単位に戻ったとき、ちょうどいい空間で快適に暮らしたい。そんな願いを叶える家となっています。

施主さまのご希望は、落ち着いた和風建築。柱はオール４寸、内装には白木の無垢材をふんだんに使い、こだわりのひのきのフローリングで木の香りがする家に。一緒に建て替えた倉庫の外壁にも、杉の無垢材の貼り板を施工。倉庫は集積材でもよいのでは？と思ったのですが、Tさまたってのご希望で無垢材での施工となりました。

無垢の床材の良いところは、熱伝導率が低く、夏涼しく、冬暖かいところ。また、木が呼吸するため防湿効果にも優れ、いつも足元がさらりとします。その上防虫効果にも優れていて、ダニ、カビ、細菌にも強く、木の香りは、森の中にいるようなリラックス効果もあるので、多くの方に愛され、選ばれています。

今回は、拡張工事の補償の範囲で、とのご依頼でしたので、最初にご予算を明示頂き、それに合わせて設計させていただきました。自由設計であるがゆえに、お金のかけどころを選んでいただけて、住みたい家をつくることができます。

同じご予算、似た間取りのお宅でも、こだわりどころに合わせた部材選びをしていただくことで、たった一つの思い入れのある家が出来上がるのです。