こだわりポイントのぞいてみませんか?~サニタリー編2~

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
今日はサニタリーの続きとして、トイレの施工事例をご紹介していきます。

私たちが間取りの中でトイレの場所を考える時、一番大切にするのは「プライバシーの確保」です。トイレという究極のプライベート空間での出来事は、どんなに親しい間柄でも知られたくないもの。リビングや居室からできるだけ離し、安心してゆっくり過ごせる空間を作りたいですよね。

広さや、作りは好みで決められますが、いずれ年を重ね、あるいは不慮の事態で、車イス生活になるかもしれない。と思った時、対応できるトイレにしておきたい。という要望も多くあります。

これは、トイレを一坪とった、看護師さんのお宅の理想的なユニバーサルデザインのトイレです。

一般的に、車いすで生活するようになった場合、車いすのまま自分でトイレを使うにはトイレ内で車いすの方向転換をしなくてなりません。そのスペースをきちんととろうとすると約一坪になります。

こちらのトイレはさらに、上部の茶色の壁に、四角い白い部分に消臭除菌タイルが。常に空気をきれいにしてくれるので快適に過ごせるようになっています。広々、快適なお手洗いもいいですよね。

逆に、間取りの節約で、トイレと洗面所を一緒にする、という工夫をしたのがこちらのお宅。

こちらのお宅では前回紹介したように、洗面所に洗濯機を置く。というスタンダードをいったん忘れて、洗濯機は、使いやすい階段下に設置し、洗面所とトイレを一緒にすることで、まとまった空間をつくり、広々としたサニタリーとなりました。

また、「トイレ内の手洗い器が小さすぎて水が跳ね、掃除が大変。」というご要望が多く、おしゃれな手洗い場をトイレの外に作られる方が急増中なんです。

室内なので、タイルや防水板で壁が傷むのをブロック。かわいらしい感じにもスタイリッシュな感じにも仕上げられます。トイレ専用ではないので、朝混んでいるときの洗面所の代わりなど、様々な用途に使いやすいのも、人気の秘密。

あなただったらどんなトイレを作りたいですか?
リフォーム、新築の際には、ぜひ一度、ユキ・アートにご相談ください。