寒さ対策、万全ですか?その1 ~暖かい家ってどんな家?~ 

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
朝晩冷えて、冬の訪れを感じる季節になりました。この季節は毎朝、玄関を出るとすっと身が引き締まり、背筋が伸びますね。

今日は、「寒くならない家」の見分け方からお話しようと思います。
寒くならない=外気を遮断できる家の基準は、近年改正された「建築物省エネ法」やZEH(ゼッチ)基準の一部を見ることで判断できます。

『ZEH』とは、(ネット ゼロ エネルギー ハウス)の略で、太陽光パネルなどによりエネルギーを創り出すことにより、年間のエネルギー消費量の収支を概ねゼロ以下を実現する住宅のことです。国では「2020年までにZEHを標準的な住宅にすることを目標に掲げ、2030年までに、平均でZEHの実現を目指す」と2014年に発表しております。

ZEH基準は、おおむね3つのカテゴリーにわかれており、1.消費エネルギー量、2.創エネルギー量、3.省エネルギー仕様になっているかどうか、3つのバランスで評価されます。
この中の、省エネルギー仕様の部分が、UA値などで表示される、「寒くならないポイント」となります。

冬に家の中が寒いのは、外の冷たい空気が入り込んでしまい、家の中の暖かい空気が逃げてしまうからです。これを防ぐ「断熱」の性能は、UA値(外皮平均熱貫流率)から確認することができます。このUA値は地域の寒暖差に合った値が定められ、静岡はZEH基準では厳しめの「0.6以下」(建築物省エネ法の基準ではもう少し緩く「0.87」)となっています。

対してユキアートでは、より暖かい家(夏は涼しい家)を目指して、寒い東北地方でも通用する、「UA値0.55の家」を標準として提案させていただいております。

余談ですが、このように新築時に「国の基準以上の家」をつくると、優れた省エネ性能の証である「BELS(ベルス)」という表示ができるようになり、ユキ・アートでは多くの住宅で☆5つをいただいています。詳しくはHPをご覧ください。(http://www.yuki-art.jp/zeh

「省エネ基準に適合した家」は、「暑くも寒くもならない快適な家」。

ユキ・アートでは、この「快適な家」を基準に、お客さまのご予算とご要望に合わせてカスタマイズしていきます。
余分な予算をかけないため、こういった基準の計算は委託せず、自社で行います。様々な認定の取得に関しては、補助金や優遇が必要なお客さまにご自身で選んでいただくのが「ユキ′s スタイル」。
ユキ・アートは、お客さまの「こうしたい」に答える建築工房です。