寒さ対策万全ですか?その2 ~暖かさを守る素材選び~

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
前回は、暖かい家の見分け方として、省エネ住宅の基準についてお話しましたが、今回は、暖かい家をつくる素材のお話です。

省エネ基準の住宅を作っていく中で、一番大切なのは『断熱性能』です。

断熱性能をあらわすUA値(外皮平均熱貫流率)を支えるのは、「断熱材」。
様々な種類のものがありますが、設計時点で厚さや設置箇所を、目標のUA値を出せるように決めていきます。また壁がしっかり断熱されていても一番弱いのは、開口部である窓。もちろんここにもきちんと高性能のペアガラスを使います。

断熱材は、素材、グレード、厚さなどで熱伝導率「λ(ラムダ)」が変わってきます。この値を参考にしながらどこにどれだけ断熱材を施工すると、どのくらいのUA値を出せるかが算出できるのです。そうして決まった断熱材を隙間なくしっかりと施工していくことで「暖かい家」を実現します。

冬の寒さだけでなく、年間を通じて快適な家にするため、ご要望によっては、暑さ対策に有効な天井や屋根の断熱材を90㎜厚のものを二重にしたり、さらに断熱効率の高い155㎜厚のものを二重にしたりするなどの施工も可能です。

室内の暖かさを守る基本は断熱材。断熱材選びも大切ですが、「施工のていねいさ」が性能の決め手となります。省エネ暖か住宅をお考えでしたら、堅実な施工が自慢のユキ・アートにご相談ください。