「間取りと動線」で家事をもっと快適に

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。

お掃除ロボットや電気圧力鍋などの時短家電や、お洗濯や掃除を楽にするアイデアグッズなど、家事に係る時間を減らしたり手間をなくしたりする商品を、多く見かけるようになりました。

いろいろなアイテムを活用するのも良い方法ですが、実は家事を「楽にする」か「大変にする」のかは、家の間取りや動線に左右されるのです。

「室内干しできるスペースを確保したい」
実際にあった、お施主さまからのご要望です。

最近は「花粉やPM2.5が気になる」「日中は留守をすることが多いから」といった理由で、室内干しをするご家庭が増えたとのこと。
スペース確保を望まれる方は、これからもどんどん増えていくかもしれません。

お洗濯は、家事のなかでも【洗う→干す→取り込む→たたむ→収納する】と、5つの工程を必要とする、非常に負担の大きいもの。
濡れて重くなった衣類を持って、あちらこちらに移動するのは大変です。

洗濯機を置くランドリースペースは、室内干しができるよう若干広めに。
すぐ横にデッキを設置すれば、外に干すのも取り込むのも簡単なのでおススメです。

動線をじっくり考えたいもうひとつの場所は「キッチン」。
最近の傾向としては、食品を中心に収納するパントリーを設けるご家庭が増えてきましたが、これも家事負担を軽減するための方法の一つです。

保管庫がキッチンと離れていたり、出しづらい床下収納庫だったりすると、つい面倒になって出しっぱなしにしてしまいがち。
でも、キッチンにパントリーを併設すれば買い置きしたものもスッキリ収納。出し入れも楽々です。

ちなみにパントリーの棚は、あらゆる大きさのものに対応できるよう、可動式にするのがベストですよ。

今回は「家事」に着目し、間取りや動線の重要性についてお話しました。
これからも、毎日の暮らしを快適にするヒントをお伝えしていきますので、ぜひお楽しみに。

建築工房ユキ・アートでした。