シューズクロークの活用術

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。

お施主さまからの要望が増えてきている「シューズクローク」。
玄関のすぐ横に設置する収納スペースのことを指し、「シューズインクローゼット(SIC)」「土間収納」と呼ばれることもあります。

土足で入ることができる大きな下駄箱……というとイメージしやすいかもしれませんが、シューズクロークと下駄箱は似て非なるもの!
単に「靴」をしまうだけのスペースではないのです。

シューズクロークにはその形が似ていることから「I型」「L型」などさまざまありますが、動線でみると2つのタイプに分けることができます。

出入口が1カ所の【ウォークインタイプ】は、最大3面に棚を取り付けることができるため、収納力は抜群!

玄関と玄関ホールの2カ所に出入り口があり、シューズクロークから部屋の中に入ることができる【ウォークスルータイプ】は、脱いだ靴で玄関が煩雑にならないのがメリットです。

ベビーカーや三輪車はもちろん、3畳ほどあれば自転車も保管OK。
ゴルフバックや家庭菜園グッズなどのほか、月に数回しか回収のない資源ごみの一時置き場にもぴったりです。

キャンプやバーベキューなど、アウトドア用品の収納にも◎。
「片づけは明日にしよう……」という場合でも一時的に置いておくことができるので、玄関はいつもすっきり!

また、シューズクロークにぜひ取り入れてほしいのが「コート掛け」。
梅雨や花粉が飛散する時期など、濡れていたり汚れていたりで部屋に持ち込みたくないアウターをかけておくことができて、とても便利です。

便利なことだらけのシューズクロークですが、ライフスタイルによってどのタイプのどの型が合うかは千差万別。
家づくりの際は、「何を収納したいか」「どういう使い方をしたいか」など、しっかりと担当の方に伝えてくださいね。

あなたとあなたのご家族に最適なシューズクロークになりますように。
以上、静岡の建築工房ユキ・アートでした。