快適なリモートワークが叶う家

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。

新しい生活様式」という言葉が広まって早数年。
働き方も様変わりし、地方移住リモートワークといったキーワードで家づくりを検討される方も増えてきています。

現在ユキ・アートが携わっているお宅も、快適なリモートワークが叶うような工夫がいっぱい。
今回は「リモートワーク」の観点から、家づくりのヒントをお伝えいたします。

リモートワークするうえで、一番問題となるのが「集中しづらい」ということ。
自分専用の書斎があるお宅ならまだしも、部屋の一部をワークスペースにしている場合は特に、オンとオフの切り替えが難しいといいます。

また、パソコンやその周辺機器、書類や資料の収納場所の確保も一苦労。
ご夫婦ともにリモートワークとなった場合、さらにスペースも必要です。

現在ユキ・アートが手掛けているお宅は、狭小地に建つ3階建て。
1階にゲストが泊まれるような予備室をつくったのですが、そこをワークスペースとしても使えるよう、カウンターを造りつけたり収納を設けたりしました。

実はこのお部屋、「採光」の関係で居室にすることが難しく、本来なら物置や納戸として使うほかない場所なんです。

ちょっとここで法律のお話を。
建築基準法では、「居室(常に使用する部屋)には、健康や衛生上の観点から採光(自然光)に有効な開口部を設けなければならない」とされ、窓やその他の開口部が、住宅の場合は床面積の1/7以上ない場合は「居室」にできないという決まりがあるのです。

そこでユキ・アートは、その基準を満たすために出窓を設置。
窓の面積を増やすことで採光を確保し、「居室」として活用できる空間を実現させました。

完全個室なので仕事にも集中できそう。
完成したら、また詳しくご紹介しますので、どうぞお楽しみに。

以上、静岡の建築工房ユキ・アートでした。