建て寄せ工法の家、建築中です。~ユキ・アートの今!~

スタッフコラム

屋根より高い鯉のぼり~♪
こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
今日は5月5日子どもの日ですね。皆さん柏餅やちまきは食べましたか?

笹の包みにほんのり甘いお餅の入った「ちまき」は、中国で厄除けとして食べられていたものなんですって。かしわ餅のかしわは、ゆずり葉のように若い葉っぱが出ると古い葉っぱが落ちて代替わりしていくので、子孫繁栄の象徴として尊ばれているんだそうです。

街もかしわの葉のように、古い町並みから現在の街まで脈々と続いています。
古い城下町や宿場町を抱える静岡市では、昔ながらの街並である「細長い敷地」をどう生かして素敵な家を建てるのか、悩みは尽きません。

今日ご紹介するのは、4月上旬に上棟を迎えたAさんのお宅です。
敷地が間口3.75m奥行きが14mという細長い敷地を上手に使うため、建て寄せという技法を使います。

この工法では、まず「建て寄せ壁」を上棟前に施工し、上棟時にクレーンで吊って土台に据え付けてゆきます。今回は両面建て寄せを行うため、壁の両側に足場を組んで大工さんが施工します。

窓、外壁、換気フードなど据え付け後に施工できない工事を行い、上棟を迎えました。
ここからは、内装・外壁などの工事が進み、どんどん家らしくなっていくのでとても楽しみです。

日当たりを考慮して、二階にLDKを置き、勾配天井の一部を小屋裏収納に。一階に寝室やお風呂、ワークスペースなどを置くこちらのお宅。もう少し工事が進んだら、またゆっくりご紹介できればと思います。

一般的に静岡の街中は細長い土地が多く、敷地を上手に利用できる工夫が必要です。
今回の建て寄せのように、伝統的で独特な工法ができる大工さんとのつながりは、静岡に根差して静岡でコツコツがんばる、ユキ・アートの宝物です。

地元静岡のことなら、ユキ・アートにお任せください。静岡に詳しいスタッフ、大工さん、業者さんのネットワークで、快適な暮らしを作るお手伝いをさせていただきます。