ひのき香る純和風の家、上棟しました~ユキ・アートの今!~

家づくりコラム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。

純和風無垢材の家がついに上棟です。Tさまおめでとうございます。
今しか見えない場所もたくさんあるので、少しご紹介しますね。

真新しいオール4寸の構造体。現場は木の香りでいっぱいです。写真から香りまで伝わると良いのに。と思います。

通常の木造住宅では3.5寸の柱を使うことが多いのですが、贅沢にオール4寸の柱を使うのは、施主さまの安全性能への関心が高いから。純和風住宅の場合、大きな屋根を載せるため躯体にかかる力も大きくなります。安心して生活するために、がっしりとした躯体のおうちにする、というのはとても理にかなっています。

屋根の形が現れてきたことで、90センチの大軒(おおのき)がなんとなく見えてきました。屋根瓦が乗るとよりずっしりと、純和風の素敵な外観になっていきます。

90センチの大軒は、敷地にゆとりあってこその仕様。
夏至の高い位置(80度)の太陽からは日光を遮り、冬至の低い太陽からは日照を取り入れられる90センチの軒は軒の出の理想的な大きさといわれています。軒が深いと通常の雨天時なら降り込みも遮ることができ、外壁を守ることができますし、軒下での作業や、洗濯物も守れますね。

このように着々と、広い敷地に家が形になっていきます。

ユキ・アートでは大工さんと一緒に、完成したら見えなくなってしまう壁の中でも、いつかリフォームで壁を開けたとき、きちんとやってあるなと、胸を張って確認できるようにと、筋交い一本、金物一つを大切に組み上げていきます。

この後、壁や内装、屋根の施工をして、だんだん家らしくなっていくのを、また一緒にご確認ください。