仕切って戻せる子ども部屋~見て見てビフォーアフター~

リフォーム

こんにちは。静岡市の建築アドバイザー 建築工房ユキ・アートです。
今回は、子ども部屋のお話。以前、「ユキ・アートでは子ども部屋は成長に合わせて使えるように、フリースペースとしてご提案します。」というお話をしました。

先日、そのフリースペースから個室へのリフォームのご依頼がありましたのでご紹介します。子どもが成長し、自分の部屋が欲しくなったとき、どんなリフォームをして、どんな感じになるのか、ぜひご覧ください。

こちらのお宅は2012年にユキ・アートで建てさせていただいた重量鉄骨三階建てのお宅。お客さまのご要望で外張り断熱・充填断熱を併用し、気密性をあげた上で、きれいな空気を保つため24時間給排気を管理する「第一種換気」を採用した高性能の2世帯住宅です。

1階は店舗と親世帯。2・3階の若世帯の生活フロアとなっているこのお宅。3人のお子様の内、当時小学生と幼稚園だった下の二人のお子さまのために3階に作られた広いお部屋が今回のリフォーム対象です。新築から7年。「一人中学生になったため、仕切って個室にしたい。」とご依頼いただきました。

ゆくゆくは二つに仕切れるように設計されたお部屋なので、初めから扉は2つ。コンセントや窓も仕切る予定の部分を避け、2部屋分作ってあります。こだわりの換気口も、最初から2部屋分つけられていました。

工事もとても簡単で、工事期間はなんとたったの2日です。荷物は端によけて頂くだけでOK。シートで養生して工事に入ります。

部材のカットは、粉が出るので外で行い屋内で壁を組み立てていきます。組みあがった壁は隙間をパテで埋めて平らにします。

最後に、お好みの壁紙を選んでいただき、貼れば完成です。広い壁一面に貼るので、お部屋の印象が大きく変わり、一気に「自分の部屋」という感じになります。

新築時からたくさん部屋のある家もいいですが、子どもが小さいからまだ・・・と使わない時間が長くなるといつの間にか物がたまって、使いたい時に使えないという事態になりかねません。後から壁を入れる方法でも、仕上がりはこの通り。後から作ることで、「今のこども」に合った内装を本人が選べるのも魅力ですよね。今回のリフォームでも、ご希望通りの仕上がりになり、喜んでいただけました。

大事な事なのでもう一度言いますが、このリフォームの工期は「2日」。
増築などにくらべずっと工賃も抑えられますし、最初から設計の中に入っているので、家本体の設備などを再検討する必要がありません。この手軽さが、子ども部屋はフリースペースで!とおすすめしたい理由なんです。